余生・・・Forever Young

  

うちの両親83歳です。まだまだ元気です。特に母親は。

親には癌だとは伝えてますが、ステージⅣとか、深刻なことは伝えてません。

心配かけさせてもいかんので、体重が減ってからは実家に行ってなかったんですが、どうしても持ち帰りたい荷物があって実家に行きました。

なんてことはない、9ｋｇ痩せてるのに全く気付かれませんでした。

それどころか、孫が最近来ないとか、道で転んで死にかけたとか、そんな話・・・

「母ちゃん、道で転んだぐらいじゃ人間は死ねんけん」

自分の死を覚悟すると色々と、人生観や、考え方が変わります。

不謹慎でしょうが、普通は両親には１日でも長生きしてほしいと思うんでしょうが、私は私より１日でも早く死んでほしいと思ってます。  

がん闘病ブログって、検索するといっぱい出てきます。私も、いろんな人のブログを見ました。

こんなブログを書いている私が言うのもなんですが、がん闘病中のみなさん、見ない方がいいですよ！

現在進行形のブログより終わってるブログのほうが圧倒的に多いです。

なかには、本当に癌を克服して、ただの趣味ブログ(家庭菜園とか）になってる方もいますが。

終わってる・・・意味わかりますよね。



  

2017年6月21日 治験治療3回目

前回と同じく12時に採血して、14時から診察。検査結果が、なんと腫瘍マーカーが前回のさらに
1/20に落ちてます。

凄い、えー感じ。そして、肝臓の数値も軒並良くなってます。先生からも次回のCT検査が楽しみですね、と言われました。

この薬の副作用に抜毛はあまりないらしいです。まあいいです。命と引き換えなら髪の毛なんか、いらん、いらん。

調子に乗って、お酒は？って聞いたら、ちょっと食いぎみにダメです、と言われました。

拾った命、惜しくなって来たので、大人しく禁酒、禁煙、続けます。

あとはいつものように点滴して、おしまい。
次回は7月4日。楽しみ・・・で、いいんだろうか。  

薬のせいか、病気のせいか、加齢でそもそも禿げる時期なのか、なにしろ抜毛がひどい。

ベッド、枕、洗面所、リビング、仕事部屋、浴槽、私がいた場所には、大量の抜毛。

もう、いまさら髪の毛なんかどうでもいいが、コロコロから手が離せないのが難儀やな。  

最近、テレビの健康関連番組がすごく多い気がする。

芸能人に健康診断的な事をやって、ああだこうだと出演者と医者がしゃべるやつ。

実際に番組内で癌が早期発見されて、完治した芸能人も少なくないので、いい番組だとは思う。

でも、この類の番組の結論って、早期発見できて良かった良かった、健康診断を受けて早期発見を目指しましょう。早期発見なら癌は治るんです。的な・・・

このフレーズ、「ステージⅣ」の人間にはきついんですよ。

  

２０１７年６月７日　治験治療２回目

１２時に病院に行き血液検査、１４時から診察。担当医から「実際は、７月５日のCTの結果を見ないと何とも言えませんが、腫瘍マーカーの数値（PIVKA）が１週間で1/10になってました。薬効いてますね」と告げられる。

これは、めちゃくちゃ嬉しい。とりあえず一番心配していたすぐ死ぬ事は回避できたかな。主治医の言ってた余命は越えられるかな。

そのあと２回目の点滴をして本日は終了。

とにかく、このまま薬が効いてくれることを祈るばかり。次回は６月２１日。